この記事は、part1に続いて、2022年2月5日に配信された「トークラジオもちてんや」をブログ記事として書き起こしたものです。
DPオタクの3人が、LEGENDSアルセウスの感想や、シンオウ神話、ダイヤモンドパールの解釈について語ります。
(元のラジオは既に配信されています。下記リンクからご視聴ください)
>Youtubeで視聴する
参考資料一覧
part1と同じです。
【書き起こし】トークラジオもちてんや#2「シンオウ神話と言語化」 - 気分中一のブログ
<書き起こし>トークラジオもちてんや#38「シンオウ神話と言語化・リターンズ」 - 気分中一のブログ
LEGENDS発売前にシンオウ神話について語った記事です。
【LEGENDSアルセウス】自分(とYa-1)がfusetterで呟いた感想まとめ(2/9追記) - 鬼火電磁波痛み分け
てんろー・Ya-1の初見プレイ時などの感想まとめです。
- 参考資料一覧
- 純白の凍土~「プレイヤーの」意思・気持ちの大切さ
- 異変~RGBの観測、「世界をつなぐ」あかいくさり
- 湖の試練~ウォロとコギト、心と神話
- 霧の遺跡・村への帰還
- テンガン山の頂で~「オリジン」は「起源」か「本来」か
- すべてのプレートを求めて~情報量が増えなかった伝説ポケモンたち
- 再びテンガン山の頂で~シロナとアカギ、そしてウォロ
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この記事には、エンディング後までのシナリオ、各種のサブ任務、「ふるいポエム」の記述から明らかになる情報などについてのネタバレがあります。
純白の凍土~「プレイヤーの」意思・気持ちの大切さ
てんろー:
で、ここでシマボシさんがケムッソにビビるイベントが入りました。
Ya-1:
ああ、すごいね。
てんろー:
これ、ちゃんと伏線だったのがすごいよかったなぁー。テレポートの話が凄いよかった。
もちきん:
これ、よかったなあ、かわいい。
てんろー:
ここでクレベースの討伐に行くんだけど、ラベンさんが、「そもそもそこまでしなくていいんじゃないか」みたいなのをちゃんと言うのも、今見返せばよかったね。
てんろー:
…ああ、そういえばツバキも言ってたよね。
Ya-1:
まあ、ここでちょっと前置きがいっぱいあって、終盤の話でちゃんと「本当にやってることは正しいのか」っていう問いかけが主人公にも入るし、プレイヤー側にもちゃんと入るっていう仕組みですね。ここ。
てんろー:
そして、ここで純白の凍土に行って、ハマレンゲさんが居ると。
もちきん:
「ギンガ団の任務かどうかではなく お前さんの意思はどうなのですか?」
てんろー:
これね、もっと踏み込んでほしかったところはあるけど、ここで一回プレイヤーに問い返すぐらいでちょうどいいのかもしれん。
Ya-1:
(これは)ちょうどいいゲーム。だから、こういう、「主人公が意志持ってない系のゲームではこういうことはした方が良い」っていうところをちゃんと、普通にやったから普通に良かった。
すごい驚きがある展開な訳じゃないんだけど。
てんろー:
うん。結局、それの”答え”っていうか、「その行為自体はどうなん?」っていうこと自体は、ずっとポケモンシリーズでやってることだから、それについては他の(ポケモンシリーズ)をやってくださいっていう感じです。
てんろー:
で、ここでキッサキ神殿に入ります。
Ya-1:
ここ、キッサキ神殿登って行くのめっちゃ好きなんですよ。
てんろー:
うん。
Ya-1:
DPをやってると、キッサキ神殿って「降りるダンジョン」っていうちゃんと構造が頭に入っているから。
そこで「キッサキ神殿の頂上を目指す」っていうタスクが画面上に出るじゃないですか。あれが出た瞬間に、「ええ、上を目指すんだ」と思って。
てんろー:
あれは、どういうことなんだろう。構造的にどうなっちゃったんだろうか?
全部埋まったのかな?
Ya-1:
うーん、分からないけど、そうかもね。
てんろー:
(DPでは) 上から入っているのかな?やっぱり。
Ya-1:
埋もれてそうですね。うん、わかんないけど。
てんろー:
で、雪原キングのクレベースと戦って。
Ya-1:
すごいね。クレベースの登場シーンはマジでびっくりした。これはねえ。
これぐらいでかい敵は出てほしいよ。一回は出てほしい。
もちきん:
だから、キングじゃないクレベース捕まえたとき小さすぎてびっくりした。
Ya-1:
そうそう。
てんろー:
俺、最初上で戦うもんだと思ってたから、背中で。
もちきん:
でかすぎてよかった。古代のクレベースは高さが30mもあったそうですよ。
Ya-1:
やっぱ巨大ボスはやっぱりやってほしい。
てんろー:
ここで、ケオケオのサブ任務があったね。これめっちゃ良かった。
ケオケオをやってくれないかな、と思ったらやってくれた。
アローラロコンに、「昔はケオケオと呼ばれていた」っていう図鑑説明があるんだけど、「”昔”って書いてあるからやってくれないかなあ」っていう妄想はタイムラインでも見てた、結構。
そしたらやってくれた。
異変~RGBの観測、「世界をつなぐ」あかいくさり
てんろー:
で、ここで 空が赤くなるやつですね。
これ多分、やっぱDPのディアパルのあれなんだろうなって感じがありますよね。
Ya-1:
DPのディアパル戦を体験した皆さんなら、どういうことかおわかりになりますよねっていうやつだから。
まあ、やってなくても異様な雰囲気には見えるかな。ちゃんと。
てんろー:
そもそも、赤、緑、青のあの意匠は結構見えてたから、レジェンズ内でも。
雷が落ちるシーンとか、右下のローディング画面とかで結構見えてたから良かったよね。
Ya-1:
あれもすごいよね。赤、青、緑なのすごい。
てんろー:
あれね。
Ya-1:
RGBじゃん、だって。
RGBなのはすごくない?って思った、今作ではちゃんと(改めて)。
てんろー:
確かに。
Ya-1:
世界の観測がRGBでできてるのはすごいよ。
もちきん:
おお。
てんろー:
これはゲームの観測ですからね。
そう、ゲームってRGBでしか観測できないので。
Ya-1:
すごいよなあ。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Liquid_Crystal_Display_Macro_Example_zoom_3.jpg
User:Ravedave, CC BY-SA 3.0 <http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/>, via Wikimedia Commons
てんろー:
そして、ここで追放されますと。
デンボクさんがめっちゃ疑ってね。
Ya-1:
まあ、しょうがないね。
ここがねえ、自分で歩くのは凄いよね。
てんろー:
あれは嫌だったねえ。
プレイヤーにやらせるのが大事だよね、やっぱり。
で、ここでシマボシさんから野垂れ死にするなという命令と
「 希望も賞賛も所詮は他人の感情。
重要なのはキミ自身がどうあるべきか強く持つことだ」
という。さっきハマレンゲさんに言われたようなことを、もう一回言われると。
Ya-1:
これは大事でしたね。LEGENDSアルセウス(のテーマ)的には。
てんろー:
で、ウォロに助け出され、コギトが出てきます。
Ya-1:
ああ、めちゃくちゃ好きなキャラです。
まああの、シロナさんの分岐進化みたいなやつが出て来て。
役割的にもシロナみたいな人で、「ああ、これもかあ。」って。
このゲームの答え合わせをこのキャラだけでやろうとしてるからすごいですよね。
コギトが出てきた瞬間にね、「こういうことか」って思ったもんな。
てんろー:
あの、シロナ分割システムって言ったんですけど、要は、シロナの”言語化する部分”。説明する部分だけを抽出したのがコギト。
で、それ以外のストーリーの導く側だとか、遺跡マニアだとか、そういうキャラクター的要素だけを抽出して、ついでにもう一個あれを追加したのがウォロ。
で、ここで、
往古来今 謂之宙
四方上下 謂之宇
……すごい”答え”が………
「現在を含む未来、すなわち時間を『宙』と呼び、前後左右上下の全方向、すなわち空間を『宇』と呼ぶ。
時間と空間が合わさって宇宙となる。
コンゴウ団、シンジュ団のように時間と空間のどちらかだけをすごいと言えるものかのう。」
Ya-1:
…………これ、もちてんやで話す事だからね。
てんろー:
まあ、俺達が(ラジオで)補足するもんだと思ってたら……
Ya-1:
なんか、言っちゃった。
てんろー:
「もちてんやコギラジオ」になった。
もちきん:
(笑)
Ya-1:
この作品のコギトさんっていう人は、もちてんやラジオなんで、今から全部言います。
てんろー:
でここで「あかいくさり」を作れというところで、ようやく「あかいくさり」という単語が出てきます。
Ya-1:
うーん、だから、「あかいくさり」の解釈が良かったよなあ。
もちてんやラジオでは、「アカギがポケモンをつなぐための鎖として、鎖っていう形になってる」っていう話を一回したんだけど(※)、「元々鎖だったのは世界をつなぐためのものだったから」って言う話をちゃんとされて………
……ああ、そういうことですか………って。
もちてんや#38より抜粋(中略あり)
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(コメント)
赤い鎖ってそもそも鎖の形にする意味ってあるのかなてんろー:
それは面白いね。
面白いけど、情報量が無いところから頑張って想像するタイプの面白さだから……Ya-1:
でも、面白いと思うよ。普通に。鎖の形にするっていうのは、やっぱり縛り付ける目的が最初からあるってことだから、その形にアカギが作ったっていう事には多分意味はある。てんろー:
赤い鎖ってモンスターボールよりも力が強いってアカギが言ってるんですけど。Ya-1:
それがちゃんとね、鎖の形なのはすごいよね。てんろー:
鎖なのがいい。だって、モンスターボールってポケモンを縛り付けるものだから。
でも、「縛り付けるモンスターボールじゃない物」の形として鎖を持ってくる。性格悪い。
Ya-1:
これがちゃんと第5世代の前なのいいよね。
てんろー:
よかったね。
Ya-1:
よかった。やっぱ、「鎖」の概念の見方が違ってもいいんだっていうのが良かった。
てんろー:
で、ここでケーシィのイベントが入るのが俺はめっちゃ好きです。
放牧場にテレポートをしてもらうっていうのがめっちゃ好きだった。
ケーシィが居るってことは、ポケモン的には何かしないといけないことだから。
Ya-1:
ツンデレキャラだからいいよね。
やっぱりもう、ツンデレキャラの見本みたいなキャラだから。
てんろー:
ここでケーシィちゃんと使ってきたのがマジで嬉しかった。
後で、「は、知らんが?」っていうのがすごい好き。
てんろー:
そして、ここでカイとセキを選ぶと。ダイヤとパールを選ぶ。
Ya-1:
…コギトから「時間と空間どっちかだけじゃ宇宙じゃないですよ」っていう話をされた後に、カイとセキ選んで「どっちがいいと思う?」って聞かれるの凄くないですか?
てんろー:
すごい。
これ、まさかあそこまで分岐があるとは思わなかったけど、でも、それぐらい大事なことではあるからね。
ちなみに俺はセキを選びました。
湖の試練~ウォロとコギト、心と神話
てんろー:
エムリットの湖に行くところでウォロが言ってるね。
「過去に何があったから現在がこうなっているのか、もっと言えば、己はどこから来て、どこに行くのか、そのルーツを知りたいのです。」
それがああなるのか………
Ya-1:
まあ、ウォロの名前的なモチーフは……
てんろー:
ああ、そう、俺はその話出来ないからYa-1にしてもらおうと思ってたんだよね。
Ya-1:
うん。まあ、単純に「ウォロ(Volo)」っていう言葉自体が意欲を表わすものだから。「コギト」はあの……思想?思考?…あれね、ちょっとそのまま訳すのは難しい。
てんろー:
もうちょっと難しい話だからね。
まあ、「コギト・エルゴ・スム(cogito, ergo sum)」は皆さん聞いたことがどっかであると思うんですけど、オタクの皆さんなら。
Ya-1:
デカルトの言葉ですね。
てんろー:
実は「ウォロ・エルゴ・スム」っていう文もあって、コギトの方が先で、それに対抗するテーマみたいなやつなんだけど……。流石に俺もこれ知らなかったな。
Ya-1:
まあ、ちょっとオタクすぎましたね。
(※)詳しくはYa-1のfusetterも参考にしてください。
【LEGENDSアルセウス】自分(とYa-1)がfusetterで呟いた感想まとめ(2/9追記) - 鬼火電磁波痛み分け
てんろー:
(カイルートの場合の画像)
ここで、セキさんが
「どうして心を表すポケモンの道具で世界をつなぐ…今の状況を解決できるんだ?」
と質問したら、ここでコギトが心について答えるわけですよ。
「心がなければ 裂け目が広がり 世界が終わろうとも気にすることはない。
逆に言えば 心があるからこそ 世界……時間 空間は認識され
成り立つともいえるのじゃ。
あかいくさり は、世界を正しく「みる」ための道具かのう。」
と。
(皆)
もちてんやラジオですね。
てんろー:
もちてんやラジオでもここまで言わんよ。
Ya-1:
うん。
てんろー:
「わからないなりに 世界のありようを教えてくれるのが神話じゃ。
シンオウさまについて自分のいる世界についてもっと考えろということだな」
すごいね。
Ya-1:
やったよね、この話はラジオで。
てんろー:
やった。
Ya-1:
神話っていうのは、分からないものをわかりやすくするために、神様っていうものをでっち上げて……でっちあげてって言うと変なんだけど、物語だからね、結局。
てんろー:
(神様を)あるものとすると。
Ya-1:
それをディアルガとパルキアに見るという話ですから。
今作すごい好きなのが、対戦システムがないじゃないですか。
対戦システムがないと、そもそも伝説のポケモンっていうくくりがないんですよ。
この世界に出てくるポケモンを「伝説のポケモン」かどうかを判断するシステムが存在しないから。
てんろー:
はいはいはい。なるほどね。それは面白いね。
Ya-1:
伝説でも準伝説でもないポケモンたちしかいない、っていうのが面白いなあと思う。
てんろー:
これはリターンズでやった話ですよね。(※)
ヒードランとウルガモスの話でやったやつ。
Ya-1:
ゲームシステム的には(「伝説のポケモン」を)区別してるけど、話的にはそこに差はないという話。
(※)トークラジオもちてんや#38より(中略あり)
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Ya-1:
ていうか、ウルガモスってヒードランじゃん、まず。
その上で伝説ポケモンじゃないって事でしょ。てんろー:
何故ヒードランが伝説ポケモンで、ウルガモスが伝説ポケモンではないのか?Ya-1:
そのことには意味がないからね、だって。ゲーム的に「準伝説ポケモン」っていうシステム「は」ある。
それは卵を産まないこととかじゃん。
それ以外の意味は伝説っていうくくりには関係がないんですよ。「伝説のポケモン」というシステムと、「伝説になっているポケモン」っていうフレーバーは全く別なんで。
信仰されているポケモンっていうのは、それがポケモンのシステム的に伝説ポケモンだったり、準伝説ポケモンだったりするのが必要かって言ったら、違いますよっていうことの説明がウルガモスとしてちゃんとあるんですよ。
結局ヒードランってなんかよく言われるじゃん。伝説ポケモンっぽくないって。それの回答がしっかりウルガモスだったんじゃないかなっていう気はする。
(コメント)
神話は最高なのです!
Ya-1:
「神話は最高なのです!」もいいセリフだよな、あれ。
「神話ってこういう出来事が集まったものだよ」ってコギトが説明したところにウォロが「ああ、神話って最高だな」って言うのがなんか………解像度が違うからすごいなと思う。
・・・
てんろー:
そして、「エムリットのはね」、「ユクシーのつめ」、「アグノムのきば」をもらうと。
「爪ってあるんだ」と思ったんだけど、でも、爪と牙っていう概念がシンオウ神話では結構色々なところで出てきてて……
トバリのしんわとか、他にもあったんだけど、爪と牙っていうのが(ポケモンの)野生のメタファーそのものみたいな感じはした。
で、「なぜ赤い鎖そのものを渡してくれないでしょうか?」というのに対して、ウォロが「悪人の手に渡れば何が起きるかわかりませんよね」っていうの、めっちゃ面白かった。
「世界をつなぐ以外に何か役割があるのかもしれません」っていうのも面白い。
Ya-1:
ああ、いいね。ウォロ、面白い奴だな。
霧の遺跡・村への帰還
てんろー:
で、ここで、霧の遺跡でウォロが言うわけですよ。
「霧は境界を曖昧にすると古来より伝えられておりますね。自分たち人の世界、ポケモンの世界、そして神話の世界が交わるには、こうした舞台が必要なのでしょうか?」
お前が言うかって感じだな。こいつ。
Ya-1:
霧の遺跡ね。シンオウって結構、霧っていうのが一つ(独自のモチーフとして)あるって感じで、なんでかっていうと、霧のシステムがある唯一のポケモンだからなんだけど。
霧が曖昧にする………死と生の世界を曖昧にするっていうのもあるよね、やっぱり。それがあるから、戻りの洞窟(※)は霧じゃないですか。
(※)DPではギラティナにたどり着く前に「きりばらい」を使わないと前が見えない部屋があった。
てんろー:
ほかのポケモン概念だと、カプ・レヒレがそんな感じですかね。あれ、アニポケ設定だけどすごい好きなんですよ。(※)結局、死と生の話をしようとすると霧の話になるっていうのはそうだよね。
(※)アニメ「サン・ムーン」では「カプ・レヒレの霧が死者の姿を見せる」というオリジナル設定があった。
Ya-1:
これは何でかっていうと、前が見えないからっていう単純な理由で、見えないものは怖いからですよね。やっぱり。
てんろー:
ああ、そこに繋がる?
大分説明端折ったけど、まあ、そうなるわなあ。
・・・
てんろー:
で、ここで、テンガン山の頂上に向かえと。
Ya-1:
認識はちゃんと発売前からあったからね。ラストはテンガン山に上るだろうなあっていう。
てんろー:
「応援だけはしてあげよう」って言ってますよ、ツバキさん。
Ya-1:
俺こいつ本当に好き。マジでありがとう。ツバキ大好き。
てんろー:
で、岩の門をくぐって……岩の門って何なんだろうね?
Ya-1:
うーん、あれ、(DPで通った洞窟と)反対側らしいですね。槍の柱から見て。
裏側は通った事無いからね、我々は。
(※)編集注:出口の位置や方角の関係はDPと同じように思われる。単に洞窟の構造が変わったのかもしれない。
てんろー:
……ここのBGM、めっちゃ良かったですよね。
もちきん:
良かった。
てんろー:
まずBGMの話をさせてください。泣きました。私は。
Ya-1:
まあ、てんろーさんが(DPで)一番好きな曲は「テンガンざん」。
てんろー:
ここは正統派アレンジだったのめっちゃよかったな。
なんか、正統派アレンジとそうじゃないところの使いどころが良いよね。このゲーム。
Ya-1:
何というか、おかしいというかちょっと雰囲気変えたアレンジみたいのもあって、それがちゃんと「変わったところ」に出てくるのが良い。
てんろー:
で、ここでムベさんと戦闘になりますと。いいですよね。
もちきん:
良い。
てんろー:
ここはもう、良いとしか言いようがないよね。
キャラクターとして良い。
Ya-1:
本筋の話とかの問題じゃなく、良い。
てんろー:
これとかさ、多分、勝手に動いているんだろうなみたいな感じがある。指令なのかな、これ?デンボクさんに言われたからじゃない気がするんだけどな…………
Ya-1:
分かんないね。
てんろー:
「始末する約束なのじゃ」と言ってるけど、勝手にムベさんが「邪魔する奴だこいつ」って認識してそうだな。わかんないけど。
で、ここで「デンボクさんがポケモンに故郷焼かれて……」っていうのが出ますね。
まあ、デンボクさんそんな感じだったのか、じゃあしょうがないなあ、みたいには結構なる。
この後、デンボクさんがジョウト出身っぽいのがわかるじゃん。だから、「いかりのみずうみのギャラドスなんじゃね」みたいな話を(ネットで)見て、面白いなと思った。
Ya-1:
ああ、それは面白い。うん、そういう(のを考える)余地があるのは面白い。
てんろー:
で、この後デンボクさんと戦闘して、土下座と。
Ya-1:
これはいいよね。やっぱり最近の風潮として、悪いことしたキャラクターはちゃんと謝った方がいいみたいなのあるじゃん。
てんろー:
そこ?
Ya-1:
そこをちゃんとやってて良かった。なんかね、みんな許さないから結構。
ちゃんと謝るのって大事だなあって。
てんろー:
ここでの悪いことっていうのがさ、悪事とかじゃなくてさ、主人公にとっての……っていうのがあるからね。
Ya-1:
プレイヤーの機嫌を損ねない方が大事だから。
てんろー:
なんで急に制作者視点になるんだよ。
Ya-1:
悪口とかじゃなくて、これは本当に大事だから。プレイヤーの機嫌を損ねたら謝る。
てんろー:
ここで、「カミナギの民のため」って言ってくれるのがけっこうあれだよね。
Ya-1:
まあ、本人は関係ないですからね。ジョウト出身だから。
てんろー:
そうそう。
なんかあったのかなっていうのが…
Ya-1:
カミナギの民がなんなのかについては、ポエム読まないとわかんないよね。
てんろー:
説明してくれないよね。
ポエムによると、コンゴウとシンジュとかがやってくる前の現地住民って感じですよね。
Ya-1:
まあ、実際、カミナギっていう言葉はあるじゃないですか。(※)
それとの対応を考えるなら、まあ、なんとなくそういう一族なんだろうなって思う。
(※)
神道に実在する言葉を指したもの(巫、神薙ぎ、カムナキなどと表記)
神道で、神を祀ったり、神の言葉を伝えたりする人のこと。
テンガン山の頂で~「オリジン」は「起源」か「本来」か
てんろー:
そして、ここでシンオウ神殿と。
ここで十匹の像が飾られているのを見て、なるほどなって思いましたね。
Ya-1:
ね。やりのはしらって色ついてたらきれいなんだっていうのが分かる。
てんろー:
パルテノン神殿もそんな感じだから面白いよね。あれほどカラフルだった神殿が………みたいな。
Ya-1:
昔の人は色ついてるのが好きですからね。
色が付いてる信仰、みたいなのあるから。
てんろー:
で、ここで、俺はセキルートだったんで、シンオウさまがセキに語り掛けてくると。
Ya-1:
まあね、どっちのルートでも語りかけてくるんですよね。
てんろー:
で、ディアルガが降臨します。
Ya-1:
ストーリー上ではディアルガかパルキアのどっちか片方が暴走していて、これは主人公の選択によって変わるんだけど、それを先に止めるために出てくるのが選んだ方ですね。
Ya-1:
捕まえて欲しいんでしょうね、これは。
てんろー:
「私と共に戦え」と。
Ya-1:
そして、もう片方が出てきて撤退します。
てんろー:
うん、これびっくりしたね。ええ、終わりかこれで。と思ったらもう片方が出てくるからびっくりした。
Ya-1:
もう片方も出てくるんだ、すごいな(と思った)。でも、こっちの方がすごい暴走してるから、助けられなくて撤退する。
Ya-1:
ここでオリジンボールを作るけど、テル/ショウがクラフト名人っていう設定があるから、それが活かされるっていうのは面白かった。
てんろー:
まあ、良かったね。
もちきん:
伏線回収だね。
てんろー:
「命の危険があるなか くさりのかけらを拾ったシンジュ団
うちゅうはじまりのいしの話を教えてくれたコンゴウ団
丸い器にするのはギンガ団の役割です」
やっぱり人の力で解決するっていう部分がね、ちゃんとね(あった。)
(コメント)
オリジンボールの制作を挟むことで、神話で全部解決しちゃうことにならずに済んだんですよね
てんろー:
それもそうだね。
で、オリジンこうせきの話なんだけど…
「宇宙の始まり、オリジンを感じるのです!」
これさ、俺、好きで。
ここでの「オリジン」は、「始まり」みたいな意味じゃん。それは(これまでのギラティナの)オリジンフォルムのオリジンと違うじゃん。あれはオリジン/アナザーの概念だから、「元」というか「真」みたいな感じの意味じゃん。
でも、それが同じ単語なところがこれで回収されるの面白くない?
Ya-1:
面白い。それをやりたかったんでしょうね。
てんろー:
そっちのニュアンスが内包されるじゃん。これまでオリジンフォルムって言ってた部分に。
「アナザー」(の対)だから「オリジン」なんだなって思ったものに、宇宙の始まりを感じる、宇宙の始まりの姿を模しているフォルムだから「オリジンフォルム」なんだっていう理由付けもできるじゃん。
Ya-1:
面白い。
てんろー:
うん、これは面白い。
(※)参考
後に公式サイトで公開された情報には、ディアルガ・パルキアについて「本来の姿」と書かれていたが、真偽は曖昧である。無料追加コンテンツ「夢天連戦」で登場する際の呼び名は「根源」。
ディアルガ(オリジンフォルム) | 『Pokémon LEGENDS アルセウス』公式サイト
・・・
てんろー:
それで、オリジンボールを手に入れたと。
で、コギトさんが出発前に言ってくれるわけです。
「よいか、そなたたち。時間と空間を切り離せぬ。
シンオウ神殿に現れるは 空間を司るパルキア。このまま放置しておけば、ヒスイの空間も歪み、世界は終わるやも知れぬ。
だが、もう一匹そなたが仲間とした時間を司るであるディアルガがおれば、時間、空間は共に釣り合い、世界を正しく存在する。」
と。よかったね。
Ya-1:
これもコギトさん談だからさあ……実際に時間と空間を司ってたのかはわかんないままだけど。
てんろー:
まあ、確かにね。
明言しなくて良かったね。
セキに取り付いたディアルガが、「時間を司る………」みたいなこと言わなくて良かった。
Ya-1:
良かった。
Ya-1:
(コメントを見て)
ディアパルが元々テレパシー持ってるっていう設定が存在するのすごいよね。(隠れ特性がテレパシーだから)
てんろー:
確かにね。
うーん、汎用隠れ特性っぽい気もするけどどうなんだろうな。
そうでもないな。テレパシー隠れ特性(の伝説ポケモン)あいつらしかいないからな。
Ya-1:
面白いと思う。矛盾しないから面白いなっていうだけで、あってよかったねっていうだけの話だけど。
・・・
てんろー:
「ジブンからしても、神話の世界に触れる特等席!」っていうのをウォロが言っちゃうの、面白いね。
Ya-1:
ウォロは本当に楽しそう。
てんろー:
今ウォロのテキスト見返すと、全部面白い。
Ya-1:
この時のウォロ、本当に楽しそうなんですよ。実際に本当に楽しいと思います。
てんろー:
…で、神殿が壊れます。さようなら。
で、ここのパルキアのフォルムよ。これが本当にびっくりした。ここでマジで、ダイパのオタクが作ったゲームだなあって思ったもん。
Ya-1:
ここでオリジンフォルムですよ。
てんろー:
ここではまだオリジンフォルムって分かんないんだけど、オリジンだなって思うじゃん。もう。
そうか、ギラティナにオリジンフォルムがあるんだから、ディアパルにもオリジンフォルムあるよなっていう。
しかも、それがアルセウスに似た姿なんだから、もうそれだけで充分だと思う。
Ya-1:
…アルセウスに似た姿なんだなあ………
てんろー:
マジで、これが一番のサプライズだし、ネタバレ踏まなくて本当に良かった
Ya-1:
なんか、ちゃんとラスボスっぽい見た目なのすごいよかったよね。
これはラスボスだわ。
てんろー:
パルキア、腕がないのの異形感がすごいあってめっちゃ好き。
Ya-1:
ディアルガもすごいからね。
Ya-1:
ディアルガもすごい。普通にこれが強かったのでよかった。
てんろー:
ああ、そう、その話してなかった。
ディアパルと最初に普通に戦闘して捕まえるときのBGMのアレンジは、厳かな感じになってて正統派だったじゃん。
でも、ラスボスの方と戦うときは、なんかテクノ調というか、荒ぶったアレンジがされて、どっちもの需要を満たしてくれたから、ここは本当に良かった。
Ya-1:
「異形」って感じがね、本当に良かった。
てんろー:
マジで良かったなあ。
本当に良かったので、早くサントラ出してくださいって感じですね。
すべてのプレートを求めて~情報量が増えなかった伝説ポケモンたち
Ya-1:
ようやくエンディングまで行きました。あと30分で終わる気がしますか?
てんろー:
エンディング後は、最初は全部のプレートを集めるところから始まるんでしたね。
「ヒスイ地方の歴史や伝説でしたらジブンにおまかせください!」
ってウォロが突撃してくる。
Ya-1:
ああ、ウォロだ。かわいいなあ。
てんろー:
「全なる神のかけら 勇気あるものはポケモンと心通わせ
かけらの在処を探し出した」
って、書いてあるらしいですよ。
「全なる神、宇宙の創造神、その名はアルセウス。」
ここでようやくアルセウスという名前が出てくる。
Ya-1:
なんで知ってるんだろうなあ。
てんろー:
「アルセウスという名前はご存知ですよね」
じゃないんだよなあ。
Ya-1:
これはもう完全に賭けに行ってるから凄いよね。
「知ってるよね」っていうの、怖いよなあ。ウォロだから。
エンディング後のウォロは凄いよ。急に牙剥いてくるみたいだから。
てんろー:
「古代シンオウ人は アルセウスをヒスイ地方を生み出したポケモンとして崇めておった。そしてバサギリやアヤシシの先祖たちに欠片 プレートを渡した、とか」
これはコギトさんの説明ですね。(※この話については先祖から聞いた話と発言している。)
Ya-1:
どこまで知ってるんだろうね。コギトさんは。
てんろー:
うん。コギトさんの話だけで本当にラジオ一回できちゃうんだけど。
Ya-1:
コギトさんがどこまで知ってて、どこまでが伝え聞いた話なのかっていうのが分かんないから。
てんろー:
で、ここでプレートを集め編ですね。
まずデンボクさんからなんですけど、戦うことでこぶしのプレートを貰えます。
ここで、「シンオウ地方って言うべきなのかな」ってデンボクさんが言ってくれる。
これは嬉しかったですね。どっかでやってくれるだろうなと思ってたから。
…ああ、ここで「光」とも言ってるんだ。
「おまえが得たポケモンの知識は、私たちの行く先を照らす光となる!」
Ya-1:
そうなんですよ。光なんだよな。
アルセウスの話って光だから。
てんろー:
(その話をできるところまで今日のラジオで)到達するかな。
Ya-1:
分からない。
てんろー:
…次行こう。
そして、各集落で「だいこんごうだま」と「だいしらたま」をくれます。
Ya-1:
うん、すごい。アホみたいな名前。
てんろー:
ここでさ、「ヒスイの時間は加速した」って言ってるのがいいな。セキさんが。
Ya-1:
うん。時間の概念が違うもんね。言ってる事の意味が。
てんろー:
「ポケモンと分かりあえば もっと広い世界を知ることができる」っていうカイも、空間の概念がここでも出てくるやつだからね。
Ya-1:
この着地点はすごい綺麗だね。
てんろー:
で、ヒードラン。
Ya-1:
やっぱりヒードランの話はしないとダメでしょう。
てんろー:
話する?していいよ。
Ya-1:
何の話も無い。
てんろー:
(笑)
Ya-1:
これはね、答えだよね。ゲームフリークからの。
てんろー:
何というか、「ヒードランはそういうもんですよ」っていう答えだね。
Ya-1:
何もないです。
てんろー:
「何だこいつ!?」、以上。
Ya-1:
めちゃくちゃヒードラン解像度高すぎ、まじで。
びっくりしたもん。あー、これだよ。
これは前にもちてんやラジオで話したところですね。
「シンオウ神話と言語化・リターンズ」~トークラジオもちてんや#38・書き起こし - 気分中一のブログ
Ya-1:
個人的には火吹き島はポケモンリーグの位置だと思ってるんですけど。
てんろー:
俺もそう思う。
Ya-1:
ハードマウンテンにしたらちょっと近いんですよ。
岬の上だからまあポケモンリーグかなって思って。
元々火山だったんだけど、まあ、火山のあれがなくなっちゃって、チャンピオンロードになったのかなと思って。
てんろー:
火山なら(どこでも)ヒードランおるからね。
Ya-1:
どこにでもいるから。
あそこ(火吹き島)でヒードランを捕まえちゃったから、火山の勢いが無くなっちゃってポケモンリーグの島になった…という事かもしれない。
てんろー:
そうかもね。
Ya-1:
…っていう説で行きましょう。
てんろー:
次はレジギガスですね。キッサキ神殿。
Ya-1:
いいですよね、プレートで反応するのが良いよね。
てんろー:
よかった。
Ya-1:
本来だったら(DPでは)レジロック・レジスチル・レジアイスを捕まえないと開かないんですけど、プレートって同じ材質のものだから。
もちきん:
そうだね。「きょじんたちのちから」って言ってるもん。
てんろー:
それはもっと謎が深まるんだけど……レジ系に関しては。
まあ、それは置いといて、開くのはいいよね。
もちきん:
さっき(神殿を)上ったけど、やっぱレジギガスだったら下るっていうのがよかったね。
てんろー:
レジギガスに会いに行くのにはやっぱり下ると。
Ya-1:
レジギガス、スロースタートなのすごいよね。
今作特性無いって言ってんのに。どういう扱いなんだろうね。
てんろー:
特殊仕様なんだろうね。
てんろー:
で、クレセリアですね。
Ya-1:
「迎月」って書いてあったらわかるだろうっていう。
だから、「月」っていうのは本来マルマインのことを指しているでしょ。
てんろー:
そうだね。
Ya-1:
マルマインは丸いから、月なんじゃねえかみたいな感じの雰囲気で「月を迎える」って書いてるんだけど、クレセリアも反応しちゃったっていう。
てんろー:
そうだね。でも、本来はクレセリアを迎えるためのものだったかもしれない。
Ya-1:
ああ、そういう妄想の余地もあるね。
てんろー:
もともとの動機が、眠れないツバキのためだって言うんですよ。すごいなんか、あいつらしいなって感じ。
てんろー:
で、これで、16枚プレート集めてコギトさんに報告すると、これまでまな板として使っていたものがプレートだったと。
Ya-1:
プレートじゃねえか!
なんかゴツゴツして使いにくかったわ。
もちきん:
でもなんか美味しかったらしいですよ。
Ya-1:
そうそう。でも、多分、プレートに文字刻んでるのお前なんだよな。(ポエムの情報)
てんろー:
お前が書いたんだろ。
おとぼけキャラだよね。
Ya-1:
おとぼけキャラ、めちゃくちゃいいよ。
てんろー:
またコギトの話してる。
Ya-1:
いや、もう俺は今日からずっと話すからマジで。
再びテンガン山の頂で~シロナとアカギ、そしてウォロ
てんろー:
で、ここでギラティナ像の話を回収します。
(先に)気づきたかった………
Ya-1:
気づきたかったね…なんかあるなって。
てんろー:
「壊されたポケモンは、ディアルガ・パルキアと同格にして追放されたというポケモン。
暴れ者ゆえ世界の裏側へ追放されましたが、いつかアルセウスに牙を剥こうとした存在なのです。」
と。
Ya-1:
…なんか、なんで知ってんのか分からないことを、「神話オタクだから知ってそう」で片づけるのすごいよね。
てんろー:
でもシロナもそうだったからな。ギラティナのことをどこから聞いたのか分かんないからね、プラチナで。
Ya-1:
うーん。
てんろー:
で、「天に近い時空の裂け目が生じた場所で、ギラティナはアルセウスを迎え撃つだろう」
とウォロが言います。(笑)
Ya-1:
そうかなあ。
てんろー:
楽しそうだね。
Ya-1:
楽しそう、可愛い。
てんろー:
「それでジブンは自らの好奇心に忠実であることを選びました。
興味をひかれたのは神話、歴史、遺跡などです。
なぜなら、それを調べることで世界も成り立ちがわかれば、よりよい世界の創造も可能だといった事もそうしましたね。」
やば。
Ya-1:
「意欲」のキャラだからね。
てんろー:
「文系アクロマ」っていう言い方がめっちゃ好きでした。
もちきん:
(笑)
Ya-1:
これと対局に存在するコギトさんは、もう、「自分からは決して歴史に関わらない人、何もしない人」っていう対比だから。うん……
てんろー:
そして、ウォロに会いに行くと、「まるで槍の柱ですね」と。
Ya-1:
すごい。
てんろー:
「まるで槍の柱ですね」ってどういう意味なんだろうね。
それがどうやって語り継がれて、あれが「槍の柱」になったんだろうな。
「ワタクシはアルセウスの存在を確信した時から、どうすればアルセウスに会えるのか、それだけを考えておりました。
アルセウスに挑もうとしたギラティナを探しだし、時空の裂け目を開けさせたのもそのひとつ。
壁画に残されていた全なる神のかけらを集めさせるのもその一つ。
神のかけらたるプレートは18枚。あと一枚は……ここにある!」
で、ここで服を脱ぎ、マジコスウォロになると。
もちきん:
(笑)
ポケマスになっちゃった。
てんろー:
マジコスでしょ、これは。
Ya-1:
アルセウス(を持ってる訳)じゃないのにマジコスだからね、完全に。
てんろー:
髪型までアルセウスにする?
Ya-1:
いや、本当にマジで髪型の叙述トリックって感じでめちゃくちゃ好き。
ええ、後ろ髪結んでたの、全部アルセウスの後ろの長いやつを再現するためだったの!?
もちきん:
(笑)
Ya-1:
全然気づかなかったよね、あれ。
てんろー:
この辺ゲーチスであり、アクロマであり、みたいなのがいっぱいあって面白かったね。
Ya-1:
面白い。
てんろー:
そしてアカギであり、逆シロナであるという。
そして、ここであのイントロが流れる。
Ya-1:
いいよね。
てんろー:
笑っちゃったから、俺、逆に。隠す気無いのがすごかった。
で、初手ミカルゲ。
(皆)
(笑)
てんろー:
初手ミカルゲはずるいよ………なんか、もう確信犯じゃん。
パーティも全部同じだったのすごかったな。
なんか知らんポケモン1枠だけ入ってるのもシロナっぽくて笑っちゃったんだよね。
Ya-1:
変えるからね、結構。
てんろー:
変えるのすごい好き。
で、ここで心魂を寒からしめる異様な気配、ということで、ギラティナが出てくる。
Ya-1:
やっぱね、シロナと言えば、ギラティナなんですよ。
てんろー:
もちてんやラジオの中のだからな、その前提は。(※2)
Ya-1:
シロナってギラティナみたいなやつだったよなあ。
……っていうのがちゃんとポケマスで可視化されたじゃないですか。(※1)
(※1)
スマホゲーム「ポケモンマスターズEX」では、2021年12月に「★5マジコスシロナ(アナザー)&ギラティナ」が実装され、ギラティナと絆を結んだシロナが登場して話題となった。また、彼女が登場するストーリー「悪の組織編 シンオウ編」なども追加され、神話に魅了され、正義を貫きながらも「プラチナ」でアカギを説得できなかった自分をギラティナに重ね合わせるような一幕も見られた。
(※2)もちてんやラジオ#38より抜粋(中略あり)
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てんろー:
てんろーとやいちのDPに対する価値観って、だいたいまあシロナが悪いよねで終わっちゃうんだよね。Ya-1:
あれ(DP、プラチナ)は完全に相互理解の話で、(プラチナでアカギと)相互理解に至ってないシロナさんが悪いんですよ。 あれが「悪い人」なのすごいよね。
それを想起させるイベントとかがないから、完全に自分で気付くしかないのすごいよなって思って。
プラチナをもう一回やって、やぶれた世界でのアカギとの会話を見返してもらえると分かるんですけど、会話してないんだよ。
「プラチナ」でのアカギとの会話より抜粋
シロナ『どうして 世界を
変えようと するの?
この 世界が 憎いなら
自分ひとり 誰もいない所に
行けば 良いだけでしょう
アカギ『なぜ この わたしが
世界から 逃げるように
息を 潜めて 生きるのだ?
わたしは この 世界から
心 という 不完全で
曖昧な ものを 消し去り
完全な 世界を 生み出す
それが わたしの 正義!
誰にも 邪魔は させない
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てんろー:
うん。
Ya-1:
それで納得して、ああ、そうだなあと思ってたら、ギラティナみたいな奴がアルセウスを望んでいるから。
…いやあ、こういうキャラは好きだなあ。
やっぱり、やってる事が全然ずれちゃってる人がめっちゃ好きなんで。
「アルセウスに会いたい」っていうのが前提にあって、ギラティナと手を組んじゃうのが……もうなんか、全部ダメ。
てんろー:
(笑)
そこでギラティナを選ぶのがダメだよね。
Ya-1:
そう、ギラティナを選んで、ギラティナに時空の裂け目を開けてもらおうと思ってるのはもうなんか全部ダメなんよ。
全部間違ってる。
こういう人大好き。
てんろー:
結局、ツバキと同じじゃん。
Ya-1:
そうなんよ、なんかね、なんか好きなのってやっぱいいよね。
てんろー:
そうだね。
てんろー:
で、ギラティナのオリジンフォルムの話をするけど…ギラティナのオリジンフォルム、アルセウスに似てないのは面白いよね。
なんかさあ、「オリジンフォルムってアルセウスに似てるんじゃない?」っていう補完は凄いわかるじゃん。
Ya-1:
だから、ディアルガ・パルキアの図鑑説明でも、ラベン博士の推測として「原初であるアルセウスに似ようとして、あのような姿になったのではないか」という推察があるんだけど、その後にギラティナのオリジンフォルム見ると、ムカデだから。
てんろー:
ギラティナだけ似ようとしてないんだよね。なんか。
Ya-1:
あれがすごいよかった。はんこつポケモンだなあって感じ。
てんろー:
「世界の裏側に居ると、大地とか無いから足なくなったんじゃね?」って(図鑑に)書いてあって面白かった。
てんろー:
で、僕は勝てなくて、ここで三回ぐらい負けました。
Ya-1:
変化シーンがかっこいいんですよ、これ。
てんろー:
変化シーンが最高だった。
マジで発狂したからね。俺。
Ya-1:
俺も発狂した。アナザーフォルム倒した時に、ああ、これめっちゃ大変だったわーって思ったのに………
てんろー:
みんなやるだろうね。あれは。
なんか、ここでちゃんとさあ、BGMがシームレスに切り替わってオリジンフォルムになるっていうのをやってくれただけで完成なのよ。全部。
全部全部完成なのよ。
あれだけでいいんだって。マジであれが見たかった。
Ya-1:
うーん、プラチナをなぜリメイクしなかったのか?プラチナはやって欲しかったね。
てんろー:
うん。仕方ない。
これね、BDSPでやってないっていうことを除けば完璧なんだよね。
…でもまあ、やってないからこそかもしれん。
Ya-1:
これはだって、本当に15年前から来た人向けの要素だからなあ。
てんろー:
でもさあ、これを初見で知るっていうのも意味があるんじゃないかな。
それはそれで体験だと思う。うん。
アナザーギラティナの曲があれで、っていうのは知ってるわけじゃん、BDSPやってれば。
Ya-1:
うん。
てんろー:
そっからもう一段階あるっていうのがこう、体験としてあればいいなって感じだよね。
あればいい。俺はわかんない、あるかどうか。俺はそうじゃないから。
まあ、これはでもめっちゃよかった。もうBGMで泣いた。
ようやくあれの正統派のめっちゃかっこいいアレンジが聴けた。
Ya-1:
ギラティナが本当に強いゲーム………
てんろー:
よかったね。
Ya-1:
こんなにギラティナが強いゲームあるんだ。
てんろー:
シャドータイプがこんなに強い技だったとは。
Ya-1:
やばいよ。
てんろー:
やばい。
で、ここでウォロが言う訳ですよ。
「時間 空間の神をトチ狂わせ 創造主を引きずり出すために、時空の裂け目を開けるきっかけを作ったというのに!」
Ya-1:
こいつはアホ。
てんろー:
「古代シンオウ人の血を引く私の何がダメだというのか?」
そういうところだからな。
血を引くっていうのを強調してるのがいいですよね。
Ya-1:
うん。
てんろー:
古代シンオウ人っていう単語が多分、ここでストーリー中では初出なのかな?多分。
で、ここで「あなたには夢があるのか?」とか、Nみたいなことを聞いてくるからびっくりした。
「あなたの夢は 私とはきっと相いれない。わたくしはポケモンつかい。あなたはポケモンと共に戦う者。私は結局ひとりでしたが、あなたは違う…ポケモンと共に夢をかなえるのでしょう!」
で、プレートをもらって、てんかいのふえになると。
Ya-1:
ウォロは自覚あるのがすごいよね。
てんろー:
ああ、そうね。ダメなんだろうなって分かってるからね。
Ya-1:
すごいよね、うん。だから好きなキャラなんだけど…
てんろー:
うん。
Ya-1:
「見たくないのですよ アルセウスとアナタの邂逅など」
てんろー:
そういうところやからなあ。
天界の笛、ここでデザインを初めて見た人、なんて反応したんだろう?
分かんないや、俺は知ってたからさ。
Ya-1:
普通に変だろ。
てんろー:
本当に変なの知ってたからさ、「変すぎる!」って思ったけどさ。
「笛?」って思ったんじゃないか?まず。知らない人。俺も思うけど。
Ya-1:
ブルトン。
(笑)
もちきん:
見た目気持ち悪い…
・・・
てんろー:
アルセウスは あなたなんかと会うというのか。(中略)
いつか、いつの日か、ヒスイ地方のポケモン 全ての神話 その謎を解き明かしてアルセウスに会ってみせる!いや、従えてみせる!何年、何十年、何百年かかったとしても!
Ya-1:
……「何百年かかったとしても」が出てくるっていうことは、やっぱり何百年かかっても大丈夫っていうあれがあるからなのかな。
てんろー:
いや、どうなんだろうなぁ。ウォロがそんなに長命だとは思わないけどね。
Ya-1:
うーーん。
もちきん:
シロナ(の代)になって、ようやくアルセウスに出会えたっていうのは……
Ya-1:
それを示唆するためのセリフでもあるんだろうね。
てんろー:
シントいせきにシロナ居るので、彼女はアルセウスに会ってるんですよ。
みつぶたいのイベントを見てるので。
で、ここでてんかいのふえを吹くとあの音が全部フルで聞けると。
Ya-1:
うん…
てんろー:
これでもう、あの始まりの間イベントの完成でした。
LEGENDSアルセウスは、はあのイベントをやるために全部あると思ってるから、俺は。
あれをやるための前提、前置き(の振り返り)が今終わりました。
Ya-1:
(笑)
てんろー:
という訳で、ここまでがシナリオクリア後のイベントでした。
……あ、いや、まだあった。サブ任務94です。
Ya-1:
いや、もう時間が……
もちきん:
…… これは第二回ですね、皆さん。
てんろー:
第二回やりますか。ここまで頑張ったけど。
多分明日やります。一日では無理だったかあ。
という訳で、今回は、明日に続くということでよろしくお願いいたします。
・・・
もちきん:
トークラジオもちてんやでは、質問箱に質問の募集を行っています。よろしくお願いいたします。また、感想を#もちてんやで呟いていただけると嬉しいです。
ええ、それでは次回に続くということで、明日またこの時間に、お会いいたしましょう。さようなら。
…part3に続く!
(youtube版からは下記リンクから視聴できます)
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毎週デュエル・マスターズやポケモンについて語っている「トークラジオもちてんや」の過去アーカイブの一覧です。
初期のものはこちらから。
この記事の文字起こしは、主にtextaを使って行われています。