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<アニポケ(2023~)>「そらとぶピカチュウ、どこまでも高く!」(18話)感想~いつまでも、フリードでありたい…

 現在放送中のアニポケ(2023、新新無印、リコロイ…)は非常に面白いのですが、その中でも18話は本当に印象的な回で、かなり泣いてしまったので感想を書きたいと思います。

もちろんネタバレありです。

 

 

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今回は、演出の解釈とかそういったものはなく、私の気持ちを連ねるだけの記事です。

 

ポケモン、それは最初のゲームが発売された時から現在までの長きにわたり、比喩的にも、実際の体裁的にも『子どもの視点』を中心として描かれてきたコンテンツといえるでしょう。

 

そんな中、このエピソードは近年色々な試みをしてきたポケモンでもかなり珍しく、明確にほぼ1話全部が『(年齢的な意味で)大人の視点』で描かれた作品でした。

 

それは、小学校の頃からずっとポケモンに触れ、今、大学生としてこの作品を見ている私にとってとても刺さる内容でした。

 

 

…まあ、まずはやっぱり、私もいつまでもフリードでありたいですね

 

 

大人としてポケモンの研究を続けたフリードは、「もうポケモンについて知らないことはない」と話します。

 

いやー…なんかすごい分かるなあ……

別に自分はまだ就職もしてないし、大学でもまだ好きな研究をするというところまでいったわけじゃないんですが、とても気持ちがわかります。

色々あったので…(年上の人の気持ちを想像して…というわけじゃなく、実感として。)

色々なことを頑張ろう、とやっていたら、どっかで、もう十分なんじゃね、もっと頑張ることに何の意味があるんだろうと感じたことにすごい親近感があったので、結構つらかったです。

まあ、それは必ずしも歳が関係するものではないかもしれませんが、ただ、自分は高校に通ってる時くらいまではそういう事って全く無かったし、そんなこと考えもしてなかったので、自分にとっては大人の出来事だなと思います。

 

あと、やっぱ、自由って一回体験したら結構それで満足しちゃうんですよね。その感じもすごい分かるなと思いました。

 

 

そして、フリードはピカチュウと出会い、ピカチュウのことを、そしてポケモンのことをもっと知りたい、もっと分かりたいと思います。

 

まあ、言ってみればそれだけの話なんですが、やっぱりそこはポケモンポケモン性、の強さですよね………

 

「もっと知りたい、もっと分かりたい」の象徴としてポケモンが、知らない生態のピカチュウがいるのが本当に良いです。

私は、私たちはずっと、そうやってポケモンという存在からそんな気持ちを分けてもらってきたわけなので、それが改めてお話として表現されると本当に泣いてしまいますね。

 

 

あとは、ピカチュウが空を飛んで水平線に昇る朝日を見るというところからフリードが遠くの世界へのあこがれを改めて感じたり、ピカチュウの「気持ちを」知るためには直接見るしかない直接体験するしかない、となるのも、ベタだし言わずもがなだけどポケモンというものの概念を表してて素晴らしいです。

 

ポケモン、遠くの世界にあこがれて冒険するコンテンツだし見るだけじゃなくて直接体験するコンテンツだし、誰か他の人や生きものと関わり合うコンテンツだからね…)

 

そして最後に、そういう気持ちが年齢を問わずに色々な人が受け継いでいることが表現されて(ということだと自分は思ってるけど)終わるのも好きですね。

 

そんなところです。

すごい複雑に色々な表現がある話ではないのですが、私たちがポケモンから貰っているものを、大人のフリードが受け取るという形でアニメで表現されたのが凄く共感できて、かなり泣いてしまう回でした。

 

本当にありがとうございました。

 

私もいつまでも、フリードのように、知らない世界を追い続ける人になりたい…というか、それ以外で生きていくのって自分にはすごい大変かもな、ってちょっと思います。

 

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